デリー ハーフマラソン2018② 大気汚染は大丈夫?!
昨日に続き、本番当日。
いつもは大渋滞のデリー市内だが、早朝はさすがに空いており半分の時間で目的地着。
朝4時を過ぎたところなので、当然あたりは真っ暗。
指定場所で車を降り、主人はスタート地点に向かう。
私はそのままゴールのJNLスタジアムに車で移動し、車中で待機。
参加者以外は一切スタート・ゴール地点に入ることができないので、応援といっても何も見ることはできないのだ…
よって、1時間程度チャイを飲んだりして過ごす。豚も発見。
ここからは主人による報告↓
スタート地点はこの熱気。
準備運動をする輪も。
スタート地点はもちろん照明があるが、コース上は所々真っ暗だったり、沿道の応援もなく、皆ただ静かに走っていた。
給水ポイントやトイレ、メディカルステーション等については、ポイントごとにしっかり設けられており、コース上のエイドはかなり充実。道の凸凹や埃っぽさもない。気温は暑くも寒くもなく丁度良かった。
レース中は、うっすらと見えるインド門、夜明け前のアザーンが聞こえるなど、インドらしい幻想的な感じもあった。
そして日の出前にゴール!!
一人一人に立派なメダルが渡される。
軽食が振舞われたり、マッサージコーナーや記念写真ブースもあった。
会場を出る頃に空が明るくなってきた!
主人は今回10㎞の部に参加したが、ハーフであれば同じ5時スタートでも、後半は日が出て明るいし、沿道の応援も増えてきて、より華やかな雰囲気で走ることができるだろう。
さて、デリーと言えば大気汚染が深刻な問題となっており、昨年の大会前には医師たちが大会中止の裁判を起こすほどであった。
参考ニュース
ニューデリーの大気汚染が危機的に、医師会はマラソン中止を要請 | ロイター
今年はというと、ディワリというお祭で使用する爆竹の影響による大気汚染の時期を避けて開催日を早めたり、埃が舞い上がるのを防ぐためコースに水蒸気を散布する等の対策が講じられた。
更に秘密兵器登場!会場では超高周波(UHF)電波を導入。この電波で、髪の毛の約30分の1のサイズと言われる小さなPM2.5も浄化できるというのだ。
大会サイドは、結果として30%もの汚染物質を削減することに成功したと語っている。
コース付近の他の観測所の値は悪いままだったとする新聞記事もあったが…
しかし概ね大気汚染の影響は少なく、多くの参加者が満足している様子であった。
私の主人も、空気は特に気にならなかったし、それ以上に運営がしっかりしていて非常にスムーズで良い大会だった、来年もまた出たいと語っている。
来年はより良い空気の下で 開かれるよう願うばかりである。
ちなみに本大会のハーフマラソン、上位入賞は全てインド以外の外国勢。インド人の活躍はこれからと思われる。