インドのオーガニック事情
時々インド料理を習いに行っている。先生は、かつて日本に住んでいたこともあるインド人の先生で、息子さんはこれから日本の有名私大に進学するというかなりハイソな家庭。毎日お手製のヨーグルトを食べ、パニール(カッテージチーズ)やギー(バターオイル)も手作りで、食べ物にも気を使っているご様子。
そんな先生が授業で気になることを言っていた。
先生:チャパティを作るための、全粒粉も様々な種類が売られています。
(袋を見せながら)こんなのもあるし、こんなのもあって、オーガニックのものもありますね。
ま、私はオーガニックなんて信用してないけどね。
私:え?先生、オーガニック信用してないんですか?
先生:そうよーだってここはインドだもの。
いくらオーガニックって言われても本当かどうかなんてわかりゃしない。
それなのに高いお金払うなんてばかばかしい。
この間なんて、製造年月日が2018年4月30日だったのよ?(この会話は4月上旬)
賞味期限じゃなくて製造年月日が未来なんだから笑っちゃったわー!
それが”インドクオリティ”よ (ドヤ顔)
苦笑いするしかなかった私。インドに来てからは結構オーガニックって書いてあるもの買ってたけどあんまり意味なかったのかも…
そんなインドクオリティを全く信用していない先生がこれは良いと言っていたのが、Patanjali パタンジャリの製品。
パタンジャリというのは、インドでは超有名なヨガの大家で、モディ首相とも親交の深いラームデーブ氏と、アーユルヴェーダ研究の第一人者で実業家のバルクリシュナ氏が立ち上げたオーガニックブランドのこと。今や食品から洗剤、化粧品まであらゆる商品を販売しており、ここ数年で急激に売り上げを伸ばしている。
オーガニックうんぬんの前に根本的な何かを突っ込みたくなるような…
ちなみに、氏については気になって色々調べていたら、なかなか興味深いお方なので、いつか記事にしたい。
なお料理の先生は、オーガニックインディア等、それなりの場所で売られている、それなりに高い商品は信じて大丈夫ということだったので、買うならちゃんとした高級オーガニック商品か、潔く諦めてお値段重視かで決めていきたいと思う。