ゴールデンテンプルの行き方&宮殿ホテル@バラナシ
バラナシと言えば、言わずと知れたヒンズーの聖地である。
ここでは宗教が人の一部というか、生活そのもの、人生の全て、こういう生き方もあるんだなということをまざまざと見せつけられる。
通りには至る所に祠があり、人々の生活に溶け込んでいる。
こ、これはガネーシャなのか…?
私が考えている間にも、熱心な若者がやってきて、さっとお祈りを捧げて去って行った。きっと毎日こうしてお祈りしているんだろう。
バラナシのお寺として外せないのが、ヴィシュワナート寺院。またの名をゴールデンテンプル。バラナシを訪れた巡礼者は必ずここを訪れるという。
本来はヒンズー教徒しか入れないのだが、仏教徒はヒンズーの一派とみなされ、日本人を含むアジア人の参拝は容認されているようだ。
まずは、メインストリートから鳥居をくぐる。
お寺までの参道はお店がぎっしり。お祭りのようなにぎやかさだ。
暫く進むと突き当りに行列が。
これはお寺に入るための行列。本来なら並ばなくてはいけないのだが、外国人は優遇されている。
列の先頭を目指してぐんぐん進むと、先頭に警察官が数名立っている。
参拝したい旨を伝え、パスポートを提示。
その後、警官に連れられ一番奥にあるオフィスまで行く。
オフィスでは名前や電話番号、パスポート番号等を記帳し、手荷物(携帯、カメラ、財布も不可)や靴を全てロッカーに預ける。
そしていよいよ境内へ。
思ったより狭い。そしてものすごい人。上を見上げるとお寺の上の方がかすかに金色だった。
何を見ていいのかわからずとりあえず行列に並ぶと、社の中にはシヴァ神の象徴であるリンガが祀られていた。
手を合わせると僧侶から花の首飾りを授けられ、さらに謎の白い液体を掛けてくれる。ここも外国人に寛大で、見るのをためらっていると僧侶が周りのインド人たちを押しのけておいでと手招きしてくれる。私の場合ただの好奇心だし、財布を預けてきたのでお布施もできなかったのにここまでしていただて申し訳ない気になった。
一角ではサドゥたちがお食事中。あまりジロジロ見てはいけないと思いつつも、やっぱりかっこいいので見てしまう。
以前私はサドゥ見たさにクンプメーラに行ったのだが、残念な結果に終わった。(過去記事参照)サドゥはクンプメーラが終わりに近づくとこのお寺に移動するらしく、その頃ここに来ればすごい数のサドゥに会えるかもしれない。
滞在時間は15分程だっただろうか、床は聖水で一部びちゃびちゃだし、相変わらずのカオスだったが、なぜか参拝後はすごく前向きな気分になれた。
あぁ来て良かった。これを見ずしてバラナシを見たとは言えないかもしれない。
オフィスで荷物を受け取り、清々しい気持ちでホテルへ戻った。
なお今回街歩きをするにあたりホテルの場所が功を奏した。
暑さや臭いや障害物で、1時間も歩くと汗びっしょりでクタクタになるところを、疲れたらすぐホテルに帰って休み、また簡単に出かけられるというのはメリットが大きい。
今回選んだのはこのホテル。前々回の記事でも写真を載せたガート沿いの宮殿ホテル
BrijRama ブリッジラーマ
19世紀に建てられた宮殿を改装して3年程前にホテルとしてオープンした。
売りは何と言っても立地。河に面しているので景色が素晴らしく、どこへ行くにも簡単に歩いて行ける。
またテラスで毎朝開催されるヨガクラスが最高。薄暗いうちからスタートし、徐々に空が白んで朝日が現れる。鳥の鳴き声やそよ風に包まれながらのヨガは感動体験だった。
ただし、値段が高い。今回はローシーズンで安くなっていたので泊まれたが、それでも値段の割には設備や食事、サービスの質はそこまででもないような…。次は別を探すかも。
以上、長くなりましたが雨季のバラナシ旅行についてでした。
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