クリケットワールドカップ2019
恐らく日本では全くニュースになっていないと思うが、14日(日)フェデラーとジョコビッチの死闘の裏で、クリケットワールドカップの決勝戦が行われており、開催国イングランドの初優勝で幕を閉じた。
クリケットといえばインドでは国民的人気のスポーツ。
世界的に見てもかなり強く、ワールドカップでも常勝国の一つであるため、それはそれはインド人たちの心を掻き立てるのだと思う。
ワールドカップはド素人の私でも入りやすく、何度か見ているうちになんとなくわかってきて、準決勝でインドが敗退したときなどはかなり落胆した。まわりのインド人曰く、今回は予選を首位で通過したため油断してしまったのではないかとのこと…
それにしても、クリケットは野球の原型と言われているが、ずいぶん違う印象を受ける。テレビを見ていても、今何点入っているのかとかアウトがいくつ取れているのかなど全くわからない。
ただこんな私でも、最低限これさえ覚えたら楽しめるというルールを紹介したい。
・野球と同じように攻撃と守備があるが、1回ずつ(つまり1回の表・裏)で終わり。
・10アウトとるか300球投げると攻守交代。
・打者が打った球がフィールドの枠を超えたら6点、枠に当たれば4点、打者が打って守備が球をピッチ戻すまでにピッチの反対側に着いたら1点。
そうやって点を積み重ねていき多く点を取った方が勝ち。1試合に200点以上入るので、展開が激しく面白い。
あとは後半戦に入ると画面に「このチームが勝つにはあと〇球で〇点とる必要がある」という表示が出るのでわかりやすい。
より詳しいルールが知りたい方はこちらをどうぞ。
クリケットはイギリス連邦諸国を中心に人気があり、サッカーに次ぐ世界第2位の競技人口を誇っている。
イギリス発祥のスポーツはやたらと「紳士のスポーツ」と言われているように感じるが、こちらもご多聞に漏れず「紳士のスポーツ」である。
インドではイギリス占領時代に始まったが、今では本家イギリスを凌ぐほどの盛り上がりを見せている。
人気選手ともなると、年俸は数億円。
中でも最も人気なのが、インド代表キャプテンのヴィラット・コーリー選手で、スポンサー収入などを合わせると、年収は30億と言われている。
実力はもちろん、そのルックスやカリスマ性で、TVCMに路上看板、リキシャ広告等その顔を見ない日はない。奥様はもちろんボリウッド女優だ。
さて、次のワールドカップは2023年。
開催地はなんとインド!!
ものすごーーーく盛り上がるがことが予想される。それまでどうにかインドに留まりたいものだ…
ちなみに、横浜スタジアムはもともとクリケットスタジアムだったそうで、これまた親近感がわく。