ヒロシのテーマ曲にのせてお送りします インドあるある
ルビィです…
12月中旬に投函したクリスマスカード、いまだにどこにも届いていません。
1年前、日本からインドに送った手紙も、いまだに届いていません。
インドの郵便システムはどうしたとですか…
ルビィです…
レジに並んでいたら、横入りされたとです。
よく見たら、その店の店員でした…
ルビィです…
ヤギがジャージを着ているのに、その隣にいる子供が裸です…
ルビィです…
お札が生臭いです…
ルビィです…
ナスを切るとかなりの確率で何かの幼虫がいます。
一度主人に見せるために置いておいたら、主人が帰ってきたときにはその幼虫がいなくなっていたとです。どこにいったのか怖くて想像できません…
ルビィです…
ホテルにあったシャンプーが、マヨネーズにしか見えません…
ルビィです…
ルビィです…
ルビィです…
インド人の乙女心炸裂?!食用ほおずきがかわいすぎる
食べられるほおずきをご存じだろうか。
日本でも「フルーツほおずき」「ほおずきトマト」などといった名称で近年出回るようになってきているそうだが、ヨーロッパなどでは古くから食されてきたようだ。
ここインドでも1、2月は八百屋の果物コーナーで目にすることができる。
見た目は黄色のミニトマト。
味もミニトマトに近く、少しだけベリー系が混ざったような甘酸っぱさが魅力で、そのままでももちろん、サラダに入れてもおいしい。
ほおずきというだけあり、身は大きなガクに包まれている。
普通は、↑このような状態のまま売られると思うのだが
なぜかインドでは直径15㎝程度のブーケのような形にして売られている。
なんてカワイイの!?
ガクを内側にまとめ、外側に身だけが見えるよう糸でくくってある。
これを作るには結構な手間がかかると思うのだが、今のところ、どのお店で見てもこの形状なので、食用ほおずきはこのようにして売るものという伝統があるのかもしれない。
最初にまとめた人はオジサンかもしれないが、シロツメクサの花冠をつくるように
かわいくできちゃったー♡と自画自賛したに違いない。
インド人の乙女心が溢れる冬の名品である。
うそみたいにクジャクがその辺にいる件
私がインドに来て驚いたことは数知れず…
中でも感動に値するのが、孔雀が普通にいるということだ。
孔雀はインドのシンボル、国鳥とされている。
日本ではトキが国鳥にあたるのだが、日常生活でトキにお目にかかることはまずないだろう。
なので、インドでもどこか山奥に行って気合いを入れて探しに行かないと見つけられない鳥だと思っていたら、案外どこにでもいるのである。
私が初めて見たときは、グルガオンから2時間程離れた村の畑だった。
青や緑のグラデーションがなんと美しいことだろう…イケメン過ぎる。
インドクジャクのオスは羽も入れると全長230㎝にもなり、飛ぶ鳥の中でも最も大きな部類に入るため、離れたところからも良く目立つ。
最近は、農薬のせいで孔雀の数も減ってきているというのが心配だが、それでも村の畑にはよく出没するそうだ。
そして、どうやら都市部であるグルガオンにも結構いるようで、マンション付近の建物の屋根にいつもとまっているとか、空き地で求愛ダンスをしているらしいという情報も聞く。
とくにジャイプールのあたりは多く、アンベール城付近などでもそこかしこで目にすることができる。
あるインド人から、孔雀にまつわる言い伝えを聞いた。
インドでは、孔雀の唯一の欠点は足だと言われている。
そして鳥の中で一番美しい足を持っているのは鳩だと。
その昔、もともとは孔雀が鳩の足で、鳩が孔雀の足だったそうだ。
しかし、あるとき鳩がこうお願いする。
これから好きな子に会いに行くのに
こんな見た目じゃ恥ずかしくて会いにいけない。
孔雀さん、あなたはとっても美しい。
どうか足だけでも交換してくれませんか?
気の毒に思った孔雀は足を交換してあげた。
しかし恋人に足を褒められた鳩はすっかり有頂天で、そのまま足を自分のものにしてしまう。
かわいそうな孔雀は、醜い足のままその後を過ごすことになったそうな。
おしまい。
ひ、ひどい話だ(涙)
鳩よ、返してやれー!と思うが、悪者にされた鳩もちょっとかわいそう…
確かに、足だけ飾り気がない気が…
それでもこの気品溢れる佇まいは只者じゃない。
ヒンズー教では、ガネーシャの弟であるスカンダという神様の乗り物とされている。
ちなみに、孔雀の羽を使った工芸品が売られているが、
ワシントン条約で日本への持ち込みが禁止されているようなのでご注意を!
デリー近郊でも雹(ひょう)が降った件
インドで雹(ひょう)?と思うかもしれないが、これが降るのだ!
昨日2/7(木)は、私の住むニューデリー近郊の街グルガオンも朝からどんよりとした曇り空で、風はとても強く、午後過ぎにはポツポツと雨が降っていた。
そして夕方に、ドーンっというとんでもなく大きな音が、、
爆発かと思って外を見ると大嵐。さっきの音は雷鳴に違いない。
空は真っ暗なのに日も差していて、なんだか不思議な天気だと思った。
ハトもバルコニーで雨宿りしている。(いつもは威嚇して追っ払うのだが今日は許す)
雨は一度は止んだものの夜にはまた降り始め、所々で土砂降り、場所によって雹に変わっていたらしい。
一夜明けて、ニューデリー近郊ノイダでは雹が積もっていたこともニュースで報じられていた。
雨大好きインド人たちは、冬のワンダーランドと盛り上がった様子。
(インド人が雨が好きな様子については過去記事参照)
しかし雹の嵐のせいで、昨夜は飛行機や電車等の交通機関に大きな影響が出たようだ。
明日は、東京でも雪が降るというではないか。
今ちょうど日本にいる主人の同僚のインド人に
「明日は東京でも雪が降るかもしれないよ」とメールすると
グレート!サンキュー!!
と返ってきた。
さっそくはしゃいでいる…
私もちょうど2週間前、日本からデリーに戻る際の成田空港。
突然の降雪の影響で、悪夢の機内で5時間待ち。へとへとになった。
彼らもいつまでグレートと言っていられますかな、フフフ。
千葉・鴨川名物チッコカタメターノってパニールじゃん!と思った件
日本に一時帰国している間に、たまたま見たNHKあさイチで「チッコカタメターノ」というものが紹介されていた。
千葉県の農家さんが、採れたて牛乳に酢を入れて作るカッテージチーズのようなものなのだが、
実はこれ、インドでよく食べられるパニールと一緒なのだ。
作り方は至って簡単。
あさイチのレシピでは
1.牛乳(無脂肪・低脂肪以外のもの)1リットルを温める
2.沸騰直前で火を止め、酢25mlを入れ、分離させる
3.ざるにあげて完成
これをそのまま食べたり、醤油と七味唐辛子をかけたり、砂糖煮にしたりというレシピが紹介されていた。
インドの場合は、上の手順を基本として
・牛乳は一度沸騰させる(除菌のため)
・ざるにあげる際に布巾等を使ってきつく絞り、木綿豆腐のように硬くする
のがポイント。
カットして、串焼きにしたり(パニールティッカ)、ナンの生地に入れたり(パニールクルチャ)、もちろんカレーに入れたり…
写真:S&BのHPより拝借
できたてのパニールは優しい甘みでとっても美味しい。
そのまま蜂蜜や黒コショウをかけておやつに食べることもある。
マイブームはゴーヤーチャンプルーだ。
豆腐が切れていたので、代わりにパニールを入れてみたら
これが見事にゴーヤや鰹節にマッチ!
今ではあえて豆腐ではなく、パニールを入れている。
インドではパニールがパックで100円程度で売られているのでとても便利。
ベジタリアンが肉の代わりに食するだけあって栄養も食べ応えもばっちり。
豆腐の代わりとして日本食にも応用が利きそうなので
パニラー(勝手に命名)としてこれからもレパートリーを広げていきたいと思う。
【インドのいいもの】Borosil ボロシルのガラス食器
かつてこれほどシンプルで美しいものが、長く続くインドの歴史において存在したであろうか。
と書くとかなり大げさな感じがするが、とにかくこのBorosil ボロシルの食器は美しい。
ムンバイに本社を置く1962年創業の老舗ガラスメーカー、ボロシル。
ビーカーやフラスコなどの理化学製品から、家庭用ガラス製品でも大きなシェアを誇っている。
こちらが代表作ヴィジョングラス。
VISION GLASS JP(運営:國府田商店株式会社)より写真拝借
どうです?オシャレでしょう?(笑)
しかしインドではボロシル製品は特別オシャレ扱いされているわけでもなく、小汚いローカルショップにも普通に置かれている。
日本ではまだヴィジョングラスしか取り扱いがないようだが、グラタン皿や保存用のガラス容器、鍋などもあり一般家庭でも広く使われているのだ。
私はこちらに来て、ボウル3点セットをいただいたのがきっかけで知った。
無駄な装飾が一切なく、機能的でセンスあるデザインは北欧あたりのブランドに違いないと思っていたら、まさかのインド!
ボダムやボルミオリロッコにも負けていない。
更にはとっても丈夫で、レンジやオーブン、食洗器に直火までOKという。
蓋つきで保存はもちろん、このまま食卓に出しても絵になるので、大中小サイズを毎日フル活動させている。
インドでも、プラスチックは人体にも環境にも良くないと認識されてきているようで、こうした熱に強いガラス製の容器が再び注目を集めているそうだ。
先日も近所のスーパーで、インド人のおばあさんに声を掛けられた。
「ちょっとあなた、このグラスに何て書いてあるか読んでもらえる?
最近目が弱くなってこの小さい字が読めないの。」
底面に白い文字。確かに小さい(笑)
ボロシルであることを告げると、
「なら良かった!値引きされてるからあなたも買った方がいいわよ。」
と勧められ、結局私もティーポットとカップのセットを買ったところだ。
どこで売っているのはわからないが、いっそ本当のビーカーやフラスコも買いたいくらいだ。
ボロシルを見るとインドがやっぱり理数系に強い国と言うのがうなづける気がする。
インドのいいもの、沢山あるなぁ。
待ちに待ったPAUL(ポール)が遂に!
OPENING SOONの看板が出てから一体何か月待ったことだろう。
まさかこのまま撤退したりして…という不安と日々戦っていたが
ついに、しかも私がグルガオンを離れている間にオープンしていた!
あぁ愛しのPAUL様、やっとインドで会えましたねー(涙)
グルガオンのアンビエンスモールにある。
国道から一番手前の入口を入り、すぐ左手にレストラン。
レストランというだけあって、パンだけではなく食事もいただける。
内装はPAULらしさ溢れるヨーロピアンな作りで、奥までかなり広い。
キッチンがガラス張りで忙しそうに働くスタッフの様子も見え、とにかくワクワクがとまらない。
まずは、こちらでサンドイッチとサラダを頼んでみた。
サンドイッチはインドではあまり見かけないポークハムをチョイス。
さてさてお味は?
大丈夫だ!インドテイストまるでゼロ!!
正真正銘、まさにあのPAULである!
少し酸味のあるパンに、バターの甘みとポークの塩味が良く合う。
サラダもフレッシュでチーズも本場の味がする。
インドなのにこんな贅沢しちゃっていいんだろうか。
ちょっとした背徳感すら感じてしまう。
その後はテイクアウトを試みる。
モールの中心に向かって少し歩いたところにもカフェスペースがあり、
そちらで購入するように言われた。
一気に2か所で開店するとはさすがである。
ショーケースに入った宝石のようなパティスリーにうっとり♡
お目当てのクロワッサンは売り切れていたが、ケーキやバゲットなど、どれも美味しくて大満足。
インド人からも支持されているようで、カウンターには人だかりができていた。
PAULの初のインド進出、なかなか順調な滑り出しのようである。
ただ一つ言うなら、混んでいたせいかオペレーションが上手くいっていない様子。
レストランの方では、ウェイターによって言っていることが異なったり、なかなか料理が運ばれてこなかったり… これはそのうち慣れるはず。
また、パン職人の中にはフランス人と思わしきスタッフもちらほら。
きっと本国から指導に来ているのだと思う。
彼らが帰ってもどうかこの味を守り続けてもらいたいものだが、どうなるかわからない。よって早めに食べておいた方がよさそう…
いずれにしても、全メニュー制覇するくらい、しばらく通ってしまうと思う。