私の好きな場所 Jantar Mantar ジャンタルマンタル@デリー
こんにちは、ジャンタルマンタル大好き、ジャンタルマンタリストのルビーです。
ジャンタルマンタルとは、18世紀前半に北インドを治めていた天文マニアの王様サワール・ジャイ・スィン2世が造った天文観測所のこと。
観測施設としての歴史的価値はもちろん、その巨大なサイズとアーティスティックな造形に魅了される人も後を絶たない。かのイサムノグチもその一人。
かつては北インドに5か所あったのだが、現在残っているのはジャイプール、デリー、バラナシ、ウッジャインの4か所のみ。うちジャイプールのものは世界遺産にもなっている。
私がジャンタルマンタリストになったきっかけがこちら↓
今回は4か所のうち最も古いとされるデリーのジャンタルマンタルの様子をお届けしたい。
入場料を払って中に入ると、 緑に囲まれた広い敷地にどかんどかんと13基の観測機が。
ジャイプールのよりはこじんまりとしているけれど、剥がれかけの塗装と言い、奥に見える高層ビルといい、都会の中でひっそりとたたずんでいる感じに哀愁を感じる。
まず視界に飛び込んでくる、大きすぎる日時計。
こちらは高さ20mで、世界数都市の時間を割り出せるそう。階段の傾斜の延長線上には北極星があるなんて…ロマンチック。
こちらは地球の経度と緯度から星の高度を測定する計測器だそう。
もはやなんのことか私の理解を超えているが、放射線状に伸びた板がとにかく美しい!
この形、なんでこんなオシャレなの?
どの計測器も心惹かれる造形で、もしジャンタルマンタルのガチャガチャがあれば絶対にやりたい。
みんな思い思いに腰掛けたり、観測機なのに日常生活に溶け込んでいる感じが良い。
結局ここは7年程しか稼働しなかったようだが、日々科学者たちによって取られたデータが王様のもとへ提出された。
300年も前からこんな大きな機器を使って、月、太陽、惑星の位置や動きを正確に測定したというからインド人はやっぱりやるなぁ。
満点の星空の中、着飾った王様と科学者たちがあーだこーだと言いながら星を眺めていたかと思うとなんだか微笑ましい。
大都会コンノートプレイスの隠れオアシス。
前回紹介した階段井戸とセットで行くのがお勧めです。
Jantar Mantar ジャンタルマンタル
入場料 外国人:カード払い250ルピー・現金払い300ルピー
インド国籍・在留者 25ルピー(FRROが使えました)
※2019年9月現在
無休 6:00~18:00
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