インドのお金が小汚い件
インドのお札はとにかく汚い。
高額紙幣は比較的マシだが、10ルピーや100ルピーといった流通量が多い紙幣は、たいていメモが書かれているし、古代エジプトのパピルスか!というほどボロボロで崩れかかっていたりする。そしてなぜかとても臭いのだ。
メモ書きは当たり前。数字ならなんとなくわかるが…
Loveて、それどうしてもお札に書かなきゃいけなかったの?と聞きたい。
破れたお札はお店では受け取ってもらえないこともあるので、みなババ抜き状態で、きれいなお札の間に忍ばせたり、折りたたんで手のひらの中に隠して渡すなど、早く自分の手元から離そうと必死である。
私がお世話になっているインド人マダムも、お金に触れたあとは必ず手を洗っている。
そしてあるニュースを見せてくれた。
そのニュースによると、紙幣にはおびただしい数の菌が付着しており、それが原因で病気になったり、亡くなったりすることもあるそうだ。
そして、インドだけでなくどこの国でも、多くの人が触れる紙幣は菌だらけだという。
なんとアメリカでも、年間3000人が紙幣を媒介とした菌が原因で亡くなっているというのだから驚きだ。
そんな中、日本についても取り上げられていた。
日本では、紙幣を高温殺菌するATMがあり、それにより90%の菌が死滅するという。
そういえば、日本でATMからお金を出すと熱い。あれは殺菌&アイロン効果だったのか!
お金自体の材質の良さに加え、印刷技術、人々のお金を大事にする心によって、世界一清潔な紙幣が保たれているというのだ。
実際久しぶりに日本に帰ると、お金がきれいでビックリする。
しかもATM自体も本当にきれいで冷暖房も完備。へたなインドの安宿よりずっと快適そうだ。
うーむ、日本ってそういう面においては本当に凄いよなぁ
ちなみに汚いルピーの病気対策としては、お札に触れた後は手を洗うこと。
そしてできればカードや電子マネーを使うことが考えられる。
お金も大事だけど健康も大切にしたい。