飲むなキケン!?インドでまずかったもの
私はインド料理が好きだ。
辛い物もスパイスも基本的に美味しいと感じる方なので、インドに来てからもインド料理を食べてまずいと思ったことなない。
しかしそんな私でも思わず顔をしかめてしまうものがある…
それは、マサラレモネード
レモネードと言えば、さわやかなレモンの香りに弾ける炭酸、甘くてすっきりとした喉越しが夏の暑さも吹き飛ばしてくれるもの。
であるはずなのに、マサラが入るとそれはもうびっくりする位、別の飲み物と化す。
まずこの濁った液体。ビールのように泡が浮いているが、そんなクリーミーな泡ではない。半固形というか、硬くて潰れない泡なのだ。テカテカと光った泡をよく見ると黒い粒が浮いている…
出てきた瞬間、その光景に一瞬たじろぐ。アオガエルが産卵するときの泡を思い出す…
嫌な予感は的中。
これは不味い!!
例えて言うなら、少し焦げた目玉焼きを水で薄めて飲んでいるような感じ?
生臭くてしょっぱい。後味すっきりどころか、ストローで吸った瞬間から来るぞ、来るぞ、ぎょぇぇ… 喉の奥に感じられる負の存在感が半端ないのだ。
このグラスにへばり付いた泡とマサラの残骸が全てを物語っているかのようだ…
インド人はこれが美味しいと思っているのだろうか?周りを見渡したが、これを頼んでいる人はいなかった。
マサラと付けば美味しいのはカレーやチャイまで!ジュースには手を出さない方が賢明だと学んだ。
それから、もう1つ注意が必要なものがラムチョップ。
なぜかインドの料理屋で頼むラムチョップは、骨が9割。食べるところが極端に少ないのだ。日本で食べていたラムチョップがいかに美味しかったかわかる。カレーに入っているラムも脂分が少なめでパサパサしているし、もちろん骨だらけ。
今まで何度かトライしたが、結局チキンに落ち着いている。
最後に、インドはパンが残念。
ぼそぼそで、味がしない。スーパーで売られている市販品はもちろん、街中のカフェでもサンドイッチを頼むとがっかり、ハンバーガーもパンのせいで美味しさ半減なのである。
インドには美味しいやナンやチャパティがあるから、普通のパンには力を入れてないのかもしれない。
ただし、日本人が経営しているパン屋さんIrohaは美味しいので、私もそのお世話になっている。
改めて考えると、日本人ってパンが好きなんだなぁと思った。パンもまた、日本で独自の進化を遂げガラパゴス化している。
あぁ、日本のカレーパンが食べたいと思う今日この頃。