インドに来て魚が怖くなってきた件
インドに来てからというもの、魚というものから遠ざかってしまっている。
もちろん日本に帰国した際に買ってきたレトルト系の西京焼きや、干物、缶詰などは常々食べているのだが、いずれも加工食品で、魚そのものを見る機会が減っている。
この辺にも魚屋はあるのだが、川魚が多いし、日本のように新鮮で美味しいサンマやアジやホッケなんてものには出会えないので、なんとなく素通りしている。
初めは恋しかったが、慣れてくるとそのうち平気になってくる。
南インドではフィッシュカレーも食べられるし、それで魚を食べた気になっていたのだ。
しかし、先日久しぶりにレストランで魚料理をオーダーした。
姿焼きというものが気になったのだ。
出てきたのはこれ。
ギョ、なんだか妙に怖い。
魚ってこんなにグロテスクだったっけ?
メニューによるとこれはkarimeenという魚であるらしい。
どんな魚なのかを調べてしまったのが間違い…
リ、リアルすぎる…
昔、岩井俊二のFried Dragon Fishという映画で、ナツロウ(浅野忠信)が水槽の魚を捕ってフライにしてプー(岸本美代子)に差し出すが、プーは気持ち悪くて食べられないというシーンがあった。
まさにあの状況を思い出して、ウッとなってしまった…
いけない、いけない。我ながら危機感を覚える。
日本人として魚の味を忘れてはいけないだろう。
今年は魚を料理するということにチャレンジしてみたい。
(3月後半にして今年の目標が決まった)