インドの奇祭クンブメーラ 宿は?食事は?持ち物は?
すっかり間が空いてしまい恐縮です…。↓こちらの続き。
さて今回クンブメーラに行くにあたり、情報収集が課題だった。
公式HPを見てもいまいちよくわからないし、 会場はどうなっているのか、何を持っていったらいいのかも見当がつかない。
そこで私が事前に知りたかった情報をここにまとめてみたいと思う。
といってもクンブメーラの超ド素人である私の意見なので、参考程度に見ていただけると幸いだ。
【目次】
会場について
今回一番不便だったのが会場マップがないこと。
そもそも正式な入口があるわけではないので、どこからどこまでが会場と呼べるのかわからない。
とにかく河の合流地点であるサンガムが中心で、その周り半径10kmくらいにキャンプサイトやホテルがある。
場内はセクターと呼ばれる番地のようなもので区切られている。
迷子センターや医療用テントも、給水所もある。警察もあちこちに立っており、全体的に割としっかり運営管理されており、身の危険を感じることはなかった。
入場料は不要。
キャンプサイトについて
私が宿泊したのは KUMBH CAMP というサンガムから5km程離れたキャンプサイトだった。
なんと予約はBooking.comで簡単にできた。いくつかの候補からなんとなく選んだが、もっと中心部でも良かったかもしれない。
この他にも色々なキャンプがあるが、恐らく造りはどこも似たような感じではないかと思われる。
砂漠の中に大型のキャンプがずらり。安全のためか、キャンプの周りはトタン塀で囲まれており、ウォーキングデッド感がすごかった(笑)
中は結構広い。簡易なベッド・枕・毛布のセット。
なぜかシーツはNorthern Railway。この堅いマットも寝台列車と思えばまぁ楽し。
しかし砂漠地帯なのでとにかく砂まみれ。
トイレや洗面所は各テントについており、寝室とは仕切られている。
一応水洗で、1泊程度なら我慢できる範囲。
シャワーも付いているが水しか出ない。
ご丁寧にアメニティ(石鹸・シャンプー等)つき。
その他ペットボトルの水、夜には虫よけシートも支給された。
電気は夜間のみ使える。コンセントもあるので携帯の充電も可能。
アラハバードは朝晩の寒暖の差が激しく、テントはその影響を直に受ける。夜間はかなり寒く、毛布1枚では全然足りないのである服全て着て寝た。
食堂テントもある。質素だが味はまぁまぁ。
会場内トイレについて
サンガムに行くまでに仮設トイレがあちこちにあるので安心と言えば安心。
ただ結局私は使わなかったので、どの程度の衛生状態かはわからない。遠くから見た感じではそれほど酷い様子ではなかった。
食事について
フジロックの苗場食堂のようなものは存在せず。
一般のお店で食べるか、宿泊施設で食べることになる。
ただしインドは食事時間が遅い。キャンプの夕飯も夜9時半頃からようやく始まったので日本の感覚で行くと不便かもしれない。
ローカルの人が集まるお店でサモサやチャイを食すのも楽しみの一つ。
移動について
キャンプからの移動はリキシャを使った。
その辺に待機しているのを捕まえる。
適正価格がどのくらいなのかわからないので、とりあえずサンガムまで2人で100ルピーなら良しということにした。
しかしサンガムの中心まではリキシャは入れず、途中からは歩くことに。
帰りはその3倍くらいの距離を乗って250ルピーだった。
持ち物について
基本旅行の時と変わらないが、あると便利なものを載せておく。
【トイレットペーパー】キャンプにも仮設トイレにもない。
【ストール】昼間は日よけ、埃除けに。夜は毛布として。
【手ぬぐい】数枚あると何かと便利。宿泊したキャンプにはタオルがなかった。
【シーツ】キャンプの毛布にはカバーがないので、気になる人は毛布と自分の間に挟んで。
【メガネ】砂ぼこりがひどくコンタクトレンズはしていられない程。視力が弱い人は必須。
服装について
昼間はTシャツ一枚で良くても、夕方以降はダウンが活躍した。温度調節できるように重ねがお勧め。
なお、宗教行事なので派手な露出は避けた方が良い。
まとめ
自身への備忘録も兼ねて長々と書いてしまったが、最後に持ち物より何より大切なことをひとつだけ。
それは日程の確認だ。
せっかく行ってもサドゥがいない!なんて事態を避けるため、どの日が一番盛り上がるかを事前にしっかりと調べて行くこと。
それがいかに重要かを身に染みて感じたクンブメーラ初体験であった。
2022年、ハリドワールでお会いしましょう!