街の謎スポット 魚市場に行ってみた
グルガオンのシカンダプール駅と言えば、デリーメトロ・イエローラインとラピッドメトロの乗換駅で、車も多く、かなりの混雑地帯である。
オシャレ共有オフィスweworkやオシャレカフェBlue Tokaiが入るPlatina Towerというビルがどーんと立ちはだかり、それなりに都会の様相を呈しているのだが、その横にひっそりとたたずむ謎のエリアがある。
それが魚市場
ブルーシートで覆われた掘っ立て小屋のような建物が続く、かなりローカル色が強いエリアで、私のような外国人にはなかなか近づけない雰囲気なのだが、その近くを通ると夕方はいつも人で賑わっているのでずっと気になっていた。
そこである11月の日曜日、空いてそうな時間帯を見計らいついに足を踏み入れた。
すごい!この辺の人はあまり魚を食べないと思っていたが、こんなに魚が溢れているとは!
この日は日曜なので種類は少ないそうだが、海水魚や淡水魚、日によってはマグロやサバなども売られているそう。
海老や貝類も豊富。なまず系もある。まだ生きている魚もいて、タライの中でぴちゃぴちゃと跳ねたりしている。
なんとこのマーケット、コルカタやオディシャ、アーンドラプラデーシュといったベンガル湾沿いと、マハーラーシュトラ、グジャラートといったアラビア海に面した地域から毎日新鮮な魚が届けられているというから驚きだ。
若者が慣れた手つきで鱗を取り、垂直に伸びた包丁を使って器用に捌いていく。
実は、南インドやコルカタ等から仕事を求めてグルガオンに移住してくる人々の増加に伴い、グルガオンでも魚の需要が高まってきているそうだ。
スパイスや野菜も豊富。
そして、鶏やマトン(といっても実はヤギ)もその場で捌いているので非常に新鮮!!だけど、ちょっと見ていられない…
あまり広くないので1周するのに10分もかからないが、もう気持ちはいっぱいいっぱいで、結局買い物はできなかった。
しかし経済発展著しいグルガオンで、こうしたスポットも未だ健在なのはインドらしい。
貧富の差が激しいインドではみんながスーパーマーケットで買い物できるわけではないのだ。そのため、新鮮な魚介類が安く買えるこの野外マーケットは地元の人には欠かせない存在ということがわかった。
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