ボートに乗って宮殿へ タージレイクパレス
今週のお題「わたしと乗り物」
ホワイトシティの愛称を持つウダイプル。そこに大理石で白く輝く宮殿ホテルがある。
その名もタージ・レイク・パレス
映画「007 オクトパシー」ではボンド・ガールの住みかとして使われたこともあり、世界的にも有名なこのホテル。
何が良いかというと、そのロケーション。
広いピチョーラー湖の真ん中に浮かぶように建っているのだ。360度見渡しても周りは湖、湖、湖。
一体どうやってそこに行くのか。 そう、ボートに乗って行くのです!
専用乗り場からボートに乗り込むと…
わずか5分ほど、あっという間にホテルが近づいてくる。
入口では日傘を持ったスタッフがお出迎え。
上からは色とりどりの花びらのシャワーまで降らせてくれる徹底ぶりに驚く。
館内はよく手入れされていて、ゴージャスでありながらけばけばしすぎず、気持ちの良い空間が広がっていた。
お部屋もこじんまりとしているが、清潔感に溢れ、居心地抜群。
窓からはシティパレス。のんびりと外を見ているだけで癒される。
夕方からは無料のヒストリカルツアーが行われ、ガイドさんが館内を案内してくれる。
この建物は昔、裁判所として使われていたとか、湖ではワニを放し飼いしていてセキュリティーもばっちりだったとかなかなか興味深いお話だった。
古典音楽のショーやクルーズツアー(有料)、朝にはヨガクラスもある。
夕食はホテル内のニールカマルというレストランへ。
ドレスコードはスマートカジュアル。
サリーを着ておられる日本人の方もいて、なるほど、箪笥の肥やし状態のサリーはこんな時こそ着ればいいんだ!とわかった。
この地方オリジナルのパパド(薄焼きせんべい)は懐かしのとんがりコーンの味でとまらない(笑)
このレストランの売りは、何といっても地元で採れる新鮮野菜を使った料理。やっぱり地産地消が一番だ。(写真は撮り忘れた…)
夜にはライトアップされ、更にロマンチック♡
なんかヴェネチアみたいじゃないの!と思ったらやはり東洋のベニスと呼ばれているそうだ。
ただ、物凄い数のハトが壁に張り付いて寝ていてちょっと怖かった…
翌朝、湖を望むテラスで食べられる朝食がこれまた素晴らしい。
今回は街の観光も一切せず、ただただこのホテルを楽しんだ。
普段私が住むデリー近郊は乾燥地帯なので、水に囲まれているだけで何とも心が安らぐ。
何より湖が美しく保たれているのが良い。
インドだと通常ゴミだらけで幻滅することが多いのだが、こうして地道な努力で環境美化に努めているようだ。
誕生日に行ったのでサプライズギフトも用意してくれた。
とにかく非日常を味わえるので、何かの記念日にいかがでしょうか。
【行き方】
デリーからウダイプル(Maharana Pratap空港)まで約1時間のフライト。
空港から車でボート乗り場まで約30分。
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