クトゥブミナールからすぐ!OJAS ARTギャラリーでインドアート満喫
近年、経済発展と連動してインドのアート界も盛り上がっているという。
ヨーロッパやアメリカ等のアート先進国が買い付けることはもちろん、最近ではインド国内でのアート需要も伸び、ギャラリーも増えてきている。
そんな中から、先日こちらのギャラリーに行ってきたのでご紹介したい。
OJAS ART
しっかりと手入れの行き届いた広いお庭がとても美しい。
お隣のクトゥブミナールの喧騒はどこ吹く風で、インドにいることを忘れてしまいそう。
その日は日曜にも関わらず非常に空いており、(暇だったのか)マネージャーのインド人女性が声を掛けてくれ、館内の隅々まで案内してくれた。
ここでは主に現代アートを扱っており、その場で購入することもできる。
ショップも小さいながらshades of indiaのものなどセンスの良い品揃え。
素敵な中庭を利用して、パーティーやワークショップも開かれるという。
メインの展示室では、ちょうどタラブックス TARA BOOKSの企画展が行われていた。
予定されていた開催期間(11/24~12/14)は過ぎていたにもかかわらず、まだ見ることができてラッキーだった。
TARA BOOKSといえば、南インド・チェンナイの小さな会社でありながら、ハンドメイドの美しい絵本を次々と出していることで世界的にも有名だ。
特にマディヤプラディーシュ州のゴンド族のアーティストが書いたゴンドアートは非常に人気があり、いまやタラブックスの代名詞にもなっている。
そんなゴンドアートを始め、数々の素晴らしい作品を、貸し切り状態の静かな空間で鑑賞することができたのは感動的だった。
またこの展示では、タラブックスの職人の手によってシルクスクリーン印刷で刷られた、数百枚のうちの1枚を購入することができる。
例えば、上の写真の魚の絵だと18/200(200枚中の18枚目)といった通し番号が絵の片隅に書かれている。
そんな貴重な絵が、3500ルピーから売られている。(魚の絵は5000ルピー)
この微妙に手の届く金額…
私はなんとなくやめてしまったのだが、買っておけばよかったかもと今更ながら後悔している…
この絵もそうだが、タラブックス自体、ドルやユーロで買うよりルピーで買う方が断然お得なので、欲しい人はぜひインド国内で買うことをお勧めする。
タラブックス展はさすがに終わったと思うが、定期的に企画が入れ替わるようなので、これからもこまめに足を運びたい。
OJAS ART
営業時間 11:00~19:00 月曜定休