インドのクリスマス事情
先日クリスマスカードを買いに行ったのだが、店頭にあるのはよくある西洋風のデザインばかり。
そこで、もっとインドらしいデザインのカードはないかと店員に聞くと、
出してきたのが、思いっきりミッキーマウスがサンタ恰好をしたものだった…
それはさておき、インドのクリスマスの様子はというと、それなりに盛り上がってはいるものの、以前の記事にも書いたディーワーリーという光の祭典の方が圧倒的に華やかな印象を受ける。
ディーワーリーの際に見られた鮮やかな電飾はほぼ撤去されおり、ショッピングモールや大きな会社が入ったビルなどでクリスマスツリーや飾りが見られる程度だ。
特に北インドはヒンズー教徒が多いため、クリスマスはイベントとして楽しんでいる様子。人によってはクリスマスを知らない場合もあるそうだ。
小さい子がいる家庭では、日本と同じように、子供が寝ている間に親が枕元にこっそりプレゼントを置いておくらしい。
そしてこれも日本と同じように、その子がある程度大きくなったら「クリスマスにはこれ買って!」と親に直接リクエストしてくるようになるそうで、それまた親近感がもてる。
ただ、同じインドでも南の方ではキリスト教徒が多いので、もっと真面目に(?)クリスマスを迎える家庭も多いだろう。
一方、日本と違って心配なのが、近年過激ヒンズー教徒が、アンチクリスマスの姿勢を見せていることだ。
クリスチャンを擁護する団体が、インド政府に向け「インドに住む全てのクリスチャンが平穏なクリスマスを迎えることができるよう」に訴えたというニュースもあり、改めてここが多宗教国家であることを感じさせられる。
日本のように恋人と過ごす日なんて雰囲気はゼロなのでご安心を!(何が?)