タージ・マハル観光とあわせて立ち寄りたい!マトゥラーのガートでバラナシ気分
タージ・マハルのあるアグラから北に50km、グルガオン・デリー方面に戻る途中に、気軽にバラナシ気分を味わえる場所がある。
Mathuraマトゥラーというこの街は、ヒンズー教7大聖地のひとつで、街中を流れるヤムナー川にはガートと呼ばれる沐浴場があり、朝には沐浴、夜には光を灯して祈る人々を見ることができる。
湖のように大きく、流れも穏やかなヤムナー川。ガンジス川最大の支流で、デリーやアグラを流れ、アラハバードでガンジス川と合流する。
カラフルなボートに乗ってのんびり観光することもできる。
川へと続く参道には、お祈り用具を扱う店や飲食店、ヒンズー寺院などがひしめき合う。
そして狭い道に人や車、牛や猿といった動物たちも当たり前のように行き交う。
地元の人々は、牛より私たちの方がよっぽど珍しいようで、遠慮なくガン見してくる。
そんな姿もプチ・バラナシと呼ばれる所以だろう。
今回インドに遊びに来た義理父たちは、日程の都合上どうしてもバラナシを訪れることができなかった。
しかし、アグラからの帰りに立ち寄ったこのマトゥラーで、時間が止まったような昔ながらのインドを体験することができ、たいそう満足してくれた様子であった。
都市部では減ってしまった素焼きカップのチャイ屋さんも健在。
マトゥラーは、クリシュナ神を祀る数々のヒンズー寺院や、マトゥラー発祥の仏教美術が見られる考古学博物館など、他にもみどころが多いようなので、次回はもう少しじっくり見学したいと思っている。
バラナシ程ごちゃ混ぜ感はないが、程よくディープな穴場スポット。
タージ・マハル観光とあわせて、ぜひ訪れてみてはいかがだろうか。