やっぱりタージ・マハルが好き
義理父夫婦がインドにやってきたので、挨拶代わりに4人でアグラを訪れた。
メインはもちろんタージ・マハル。
タージ・マハルはインドを代表する観光名所で、ムガル帝国の皇帝シャージャハーンが王妃ムムターズマハルを追悼するために建てた廟である。
白大理石で作られた均整のとれたドームやミナレット、数種類の大理石を用いて彩られた壁面など、その美しさはムガル帝国建築の最高峰と呼ばれている。
何度もインドを訪れたことのある父だが、タージ・マハルに関してはなんと50年ぶりだとか。
今回は、日の出を狙った。
6時に車でホテルを出発し、10分程度で東側の駐車場に到着。
そこから無料の電動シャトルで東門の付近へと向かう。
チケット売り場は門のすぐ手前右手にあるが、チケット売り場と明記されておらず、BOOKING COUNTERとなっているので注意。
外国人用チケットは1300ルピー(約2,000円)だった。(2018年12月時点)
チケットと共にペットボトルの水と靴カバーが渡される。
日の出時刻の30分前(この日は6時半)に開門。
男女分かれて、チケット確認と、持ち物検査が行われる。
IDの提示が求められることもあるので、パスポートは必携だ。
ガイドブックにも書いてあるが、カメラの三脚や飲食物は持ち込みができないので、できるだけ身軽で行くことをお勧めする。
また、早朝はかなり寒いので防寒をお忘れなく。
まだ暗い中を進むと、暗闇にぼんやりと浮かび上がるタージ・マハルに心が躍る。
辺りが明るくなってきても、この時期の早朝は霧で真っ白。
なかなか全体が見えてこないが、その姿はあまりにも幻想的で美しく人間が作ったとは思えない程。
ここが地上であることを忘れ、雲の中にいるような感覚を覚える。
敷地内にあるタージ博物館から。木々の間から見える姿が新鮮。
この日はとにかくすごい霧で、普段写真やTVで目にするのとは全く異なる姿を見せてくれた。
来るたびに違う表情を見せてくれるところもタージの魅力。
ちなみに、今回私たちが泊まった宿からの眺めも大変良かった。
The Gateway Hotel Fatehabad ゲートウェイホテル・ファテハバード
タージビューの部屋が売りではあるが、部屋からはそれ程美しく見えなかったので、タージビュー側にこだわらなくても良いかもしれない。
屋上テラスからがベスト。
何度見てもタージ・マハルはやっぱり好きだ。
これから人生で何度お目にかかれるだろう。