家で化石発見もあり得る!?大理石について
木材よりも石材が豊富なインドでは、多くの建物で大理石が使われている。
灼熱の夏も、大理石のお陰でひんやりと保つことができ、まさに気候風土に合った建材と言える。
そういえば以前行ったアクシャルダム寺院でも、照りつける日差しの中、茶色の石の上は熱くて歩けなかったが、白大理石の上は快適に歩くことができた。
ちなみに私の住むマンションでもリビングの床材やバスルーム、キッチンも大理石である。
実は大理石の中にはアンモナイトや貝、サンゴなどの化石が入っている、と以前聞いたことがある。
東京でも銀座線は街化石の宝庫として有名らしい。
言われてみれば我が家のタイルのこれとか、化石っぽいような!?
こちらもサンゴかウミユリだったりして!?
しかし、日本で言われている大理石はイタリア産のものが多いようだ。
アンモナイトが生きていた時代、アルプス山脈やその南側の地域は深い海だったため、イタリア産のものには化石が含まれていると考えられている。
果たしてインドの大理石に化石が含まれている可能性は?
恐らく低そう…
それでも私は大理石を見るたび化石を探してしまう。
いつかインドの大理石からアンモナイトを見つけるその日まで!
さて大理石と言えばタージマハル。
上から下まで総大理石、なんと美しい建物だろう。
インド人曰く、タージマハルで使われているインドの大理石は他の国で採れたものより質が良いという。
その証拠に雨や酸に弱い大理石は屋外ではすぐに黒ずんで汚く見えてしまうのに対し、タージマハルは磨かずともその美しさが保たれているとのこと。
しかし昨今の深刻な大気汚染で、さすがのインド産大理石にも汚れや変色が目立ち、修復作業を余儀なくされているそうで…
変わりゆくインドでも、どうかタージマハルだけは永遠に真っ白でいて欲しい。