お洒落に悩むお年頃
アラフォー女性にとって悩みの一つが、自分に似合う服がわからないことではないだろうか。
私も30代に入る頃から20代まで来ていた服が似合わなくなったことを悟り、30代後半に入った頃にもまた、さらに今までのものが似合わなくなったと気づいた。
それがもう、インドだとなおさら迷走してしまう。
私いま、完全に迷子である。
伸びたショートカットにメガネ。20代ならOKだったTシャツ+ジーパンも貧乏くさく見えるばかり。
日本でよく着ていた黒い服やボーダーもインドでは浮く。
日本で気に入っていた服こそお蔵入りで、これは着れないよなーと思っていた服がなぜかこちらではしっくりくる。
例えば母がフリーマーケットで売れ残っていたのもらってきたというワンピース。
着れないよなーと内心思いつつ一応持ってきたら… 今一番活躍している。
もう何がなんだか自分でもよくわからない。
おしゃれってなんなんだ?!
インドに来たら、チチカカとか仲屋むげん堂のような恰好をするのかと思っていた。
ああいう格好はもともと嫌いじゃない。アラフォーでもインド在住なら許されるかと思ってある意味楽しみにしていたのだが…
あのような服はインドでは売っていない。
まわりを見渡しても、若い男性はほぼジーパンにポロシャツかTシャツ。
年配の男性も多くがシャツにズボン。都会ではクルタ等、民族衣装をあまり見かけなくなってきている。
一方、女性はまだまだサリー(左)かパンジャビスーツ(右)が多い。
若い女性は、スキニーパンツにシャツやTシャツ、ワンピース姿の人もよく見かける。
ただ一般的に露出は少なく、腕や足を出している人もあまりいない。
だから、日本で想像していたエスニックなこんな格好の人はどこにもいないのだ。
私が想像していたこのようなインドの服は一体どこに売っているんだろう??
そういえば観光地では見かける…
でもインド人ではなく観光客。
私はインド服を完全に勘違いしていたことにこちらに来てから気づいた。
始めはとっつきにくいと思った本当のインド服も、目が慣れてきてよく見ればとてもオシャレ。
ブロックプリントだったり、原色同士を組み合わせたり、刺繍や異なる素材がミックスしてあたったりして、見ていてとても楽しい。
なにより年配の女性でも柄物を上手に着こなしているので勉強になる。
柄×柄・色×色はお手のもの!!
やっぱりもう仲屋むげん堂ファッションはあきらめて、インド流大人のオシャレを学んでいきたいと思う。