実はインドはイタリアンとあの国の料理が美味しい
いくらインドといえど、カレーばかり食べているわけでは無い。
都市部ではファーストフードはもちろん、和食、中華、韓国、フレンチ、イタリアン、メキシカン、タイ、中東系等各国の料理が楽しめる。
そんな中、私が特に美味しいと思うのはイタリアン。
インド料理とイタリアンは遠いようで、どことなく似ていると気が付いた。
例えば、イタリアンと言えばハーブが重要なカギを握る。イタリアン人がハーブを駆使することで素材をうまく引き立たせるとしたら、スパイス使いが得意なインド人も負けてはいない。ハーブだってうまく使いこなしてしまうのだ。
また、先日の記事にも書いたが酪農大国のインドでは乳製品が美味しいので、チーズを使った料理でも本領を発揮。
それから、トマト。インド料理を作るうえで、トマトは欠かせない。殆どのカレーはトマトと玉ねぎがベースになっている。これもイタリア料理に通じるところだ。
そして、その色使い。極彩色を操るインド人は色彩感覚に優れ、料理においてもその才能を発揮している。
こうした本格イタリアンがインドでも食べられるとは思わなかった!
ただ、インドのレストランは全体的に日本に比べて塩辛い。そしてデザートは極端に甘い。(そこは本場イタリアも一緒?)なので当たり外れがあることも否定はできないが、それでも、ハーブ、チーズ、トマト、色彩、どれをとってもインドが得意とするところなので、概ね高いレベルのイタリアンを楽しむことができる。
ちなみに、私が一番好きなイタリアンはグルガオンにある
The pasta bowl company パスタボウルカンパニー
ここはデザートも含め外れがない。六本木や中目黒で食べたらこの倍はするという味。
私は、インドに到着後3日目にここに来たのだが、あまりの美味しさに感動。ここがあれば間違いなくインドで生きていけると確信した。
それから、もう一つインドと相性の良い料理がある。
それはメキシカン。
トマト、チリ、玉ねぎ、ビーンズ等はこちらでもフレッシュなものが手に入るので、ちょっとスパイスを変えるだけで美味しいメキシカンに変身する。
そもそも、トマトもチリも南米からインドに伝わってきたもの。
主食のチャパティはトルティーヤにそっくり。とうもろこしの粉か、小麦の粉かその違いだけ。
メキシカンもインド人の得意の要素がぎっしり詰まっているため、日本で食べるより安くて美味しいものが食べられる。
ただ、宗教の関係でベジタリアンが多いせいか、インド人は食に対して割と保守的。
値段の高さも手伝って、まだまだ一部の人しかこうした海外の料理を食べていないようである。
今後益々経済成長していく中で、食文化もどう変わっていくか楽しみである。