インド滞在 1500days!! 

インドの魅力を現地リポート中

国立近代美術館 National Gallery of Modern Art に行ってみた

 

まだまだインドには美術館が少ない。

多くの遺跡や歴史的建造物を見ることはできるのだが、どうしても宗教寄りのアートに偏りがち。

極彩色でけばけばしい程の宗教画に、細密な彫刻、マハラジャの豪華絢爛できらびやかな装飾品など…

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このような世界観に、正直私もお腹いっぱい…

 

で、思い立った。

現代アートが見たい!!と。

行ってきたのがこちら

 

国立現代美術館 National Gallery of Modern Art

National Gallery of Modern Art, New Delhi

 

ここでは、インドの近・現代美術作品を一堂に見ることができる。

その膨大な数のコレクションは、1度の訪問では見尽くせない程。

 

特に目を引くのが、インドのフリーダ・カーロこと、アムリタ・シェール・ギル(1913-1941)の作品群。

アムリタ・シェール・ギルは、20世紀のインドで最も有名な女性画家。インド人の父とハンガリー人の母を持ち、単身パリで絵画を学んだ後、インドに戻る。28歳という若さで亡くなったが、彼女の作品は多くのインド人画家に影響を与えた。

 

こちらは自画像 

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その画風は幅広く、多才な画家であったことを伺わせる。

間近でこれほどたくさんの彼女の作品に触れることができるのはここ以外にない。

 

またこの美術館、建物自体の作りが美しく、中は大変心地のよい空間が広がっている。どこに行っても人と騒音に溢れているインドにおいて、この静けさはオアシスのようであった。

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現在、別館で開催中の展覧会:TO THE END OF LANDもお勧め。

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イスラエルのアーティストたちの作品を集めた企画展で、現代イスラエルが抱える諸問題を内包したと思われる作品が並ぶ。

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今回の目的、現代アートを見たいという願望を見事に叶えてくれた。 

久しぶりに味わったこの感覚。 規模は小さいが、六本木の森美術館を思い出す。

 

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街中の喧騒に疲れたら、アートの小旅行に出るのはいかがだろうか。

 

国立近代美術館 National Gallery of Modern Art

開館時間 11:00~18:30 月曜・祝日は休館

入館料 インド居住者は20ルピー※居住証明書を持参のこと

    旅行者は500ルピー

 

Ministry of Culture, Govt. of India Jaipur House, India Gate
New Delhi (インド門近く)

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