夫婦喧嘩のそのわけは
我が家はあまり夫婦喧嘩をしない方だ。
しかしあることを巡っては、いくら(自称)温厚な私でも鬼と化す。
それは家の中に虫が出たとき。
私は蚊と5ミリ以下の虫なら殺せるが、それ以外は怖くて殺せない。だからといって一度見かけた以上それを無視できる程、寛容な人間ではない。
結局主人に退治してもらうことになるのだが、主人はG以外の虫の時、生きたままひょいとつまみ、窓から外に逃がしてやろうとする。優しさ溢れる行為であることは認めよう。
しかし、窓の外で手を開くとそこにもう虫はいない、ということがあるのだ。
あれ、いなくなっちゃった。
ヘラヘラ笑う主人に殺気立つ私。
あ?逃がしただと?
てめ何ぶりっ子してやがんだこの野郎
やるときゃ完全に殺れっつってんだろーがっ
と心の中でなじりながら
はー?!もーーー見つけてよーー!!(怒)
と怒る程度にとどめている。
今冷静に書いていると、自分の理不尽さを思い知らされるのだが、私にとって虫とは我をも忘れる重大事件なのである。
虫がいるかもしれない状況で、安心して眠ることなんてできない。
以前読んだ恐怖のニュースが頭をよぎる。
インドでは頭からゴキブリ、口から寄生虫といったホラー漫画のようなことが実際に起こっている。
そんな中、今度主人が1週間ほど出張で家を空ける。どうしよう…
道端で売られている蚊帳が気になる。
ベッドの上にテントタイプの蚊帳を置いて寝るのはどうだろう。
でもきっとインドクオリティで隙間だらけだろうし、そもそも道端にずっとあった蚊帳なんて虫が卵産んでるかもしれないので無理。
何か手を考えなければ…