インドの紙製品事情
思っていたよりは簡単に紙製品が手に入る。しかしインドで紙は高級品。日本より高い値段で、質は劣るというのが現実だ。
例えばキッチンペーパー。
ガサガサで、破れやすい。それでいてミシン目通りに切れたことはない。
ティッシュも、日本の駅にある再生紙のトイレットペーパーのような風合いで、硬め。
しかも1箱200枚(100組)が90ルピー(160円くらい)もする。
この時はセールでもう1個ついてきたから良かったものの、日本では5箱で250円程度で買っていたことを考えると高すぎる…
派手なデザイン。広告用ではない。
そしてトイレットペーパー。
日本のものより遥かに小さい。右がインド製。
明らかに芯でかさ増ししてる
納得がいかないので測ってみた。
【幅】 日本製:11.4㎝ インド製:9.9㎝
【直径】 日本製:10.5㎝ インド製:9.8㎝
↑歪んでいるので場所により差があるため、平均値をとった
【芯の直径】 日本製:4.1㎝ インド製:5㎝
検証の結果、なんと直径はインド製の方が7mm小さいのに、芯はインドの方が9mmも大きい。つまり紙として使える部分が圧倒的に少ないのだ。
さらに値段に至っては、日本製は12ロールを300円程度で買えるのに、インドは10ロールで350ルピー(約580円)というコスパの悪さ。
日本から荷物を送る際、日通さんが「インドだとティッシュ関係を送る方が多いですが、お宅は本当になしで大丈夫ですか」と気にかけてくれたことがあったが、なるほど、こういうことだったかと納得。
最後に、生理用ナプキンについて。
こちらは各種売られており、特に困ることはない。
ただ、私が初めて買ったナプキンは一つ一つが折りたたまれおらず、棒状にピンとなったナプキンが、個装もされずまとめてひと袋に入っていたので驚いた。家の中だけで使うなら良いが、外には持ち運べない。もちろん個装の折り畳み式のものも売っているが、値段が高くサイズも大きいのしかない。
やはりナプキンは、安くてかさばらず、清潔な日本のものを持参したほうがいいと思う。
しかし改めて考えてみた。
紙は本来あまり使わない方が環境に良いのはわかっている。これを機に、いっそインドでは使用量を極力減らしていこうか。
今まで気にしていなかったが、日本のティッシュ消費量は断トツで世界一だそう。時には日本であたりまえと思っていたことを見直してみることも大切だと思った。