インド滞在 1500days!! 

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5分でわかる安全対策 その1

 

 先日、夜7時過ぎにグルガオンのとあるショッピングモールにおいて、路上にたむろしていたオートリキシャの運転手らにより、日本人男性が暴行を受けるといった事件が発生した。ここ、インドでは宗教問題に起因する暴動が度々起こり、日ごろから大使館による注意喚起を受けていたが、ついに身近な場所で、身近なリキシャワラーから、日本人への事件が起こってしまった…残念だ。

私は普段生活している中で、危険な目に遭ったことはない。あまり一人で出歩くこともないせいか、日本にいたときに想像していたインドのイメージよりは、ずっと治安が良いと思っている。

 

ただ、いつ何が起こるかわからないし、注意しておくに越したことはないので、この機会に本年1月末に大使館主催で行われた「安全対策セミナー」で学んだ内容を改めて思い出してみることにした。

GWに海外旅行するという方にもぜひ知っておいてほしい。

 

安全対策の師匠による名言

犯罪に巻き込まれるのは運次第と思うな

事前に防げることもある!!

 

師匠の教えを5分でわかるようにまとめてみた。

 

1.荷物の持ち方

✔カバンはチャック付きのものにし、チャックは必ず締める。

✔常に手から離さないようにし、斜め掛けにするのが望ましい。

✔財布等の貴重品をズボンの後ろポケットに入れない。

 

2.徒歩移動時

✔車の進行方向とは反対側の歩道を歩く。

✔できるだけ建物側を歩き、カバンも建物側に持つ。

スマホ、ヘッドホン等のながら歩きはしない。

✔薄暗い道や人通りの少ない道、夜間の移動はできるだけ避ける。

✔目立つ服装や行動は慎む。

 

3.ATMでの注意点

✔路上に面しているATM、ガラス張りのATMは避け、なるべくホテルやショッピングモール等にあるATMを利用する。

✔周囲に不審な人物がいないか注意し、現金の引き出し中に話しかけてくる人がいても無視すること。

✔暗証番号の入力は手で覆い隠しながら行う。

 

 言われなくてもわかっているといった内容なのだが、とにかく基本的なことを注意することが大切だ。

 

それでも、もし強盗にあったら…

 

お金よりも何よりも、とにかく自分の命が最優先!!

抵抗せず、犯人の指示に従うこと

銃を向けられたら、両手を挙げ、戦う意思がないことを示し、財布はどこかと聞かれたら、手は挙げたまま、指先や目線で場所を伝える。急にポケットに手をやったりすると銃を持っていると疑われるので要注意。

 

そしてもし、誘拐にあったら…

これもとにかく抵抗せずに、犯人に従う。布を被れと言われたらその通りにし、車に乗れと言われたら乗る。とにかくよほど勝算がない限り抵抗しない。

あぁ、布被れとか、書いてても怖いなーーー(T T)

 

多いのは短時間誘拐だそう。

被害者を一時的に拘束し、ATMまで連れて行き、現金を引き出させるというもの。1日の引き出し限度額が決まっている場合は、日付を跨いで拘束する場合も。

 

でも、安心してください!

誘拐されても、なんと97%の人は1週間以内に生還しているそう!

もうだめだと自暴自棄にならずに希望をすてないことが大切だという。

 

とにかく、何かあったら命を守ることを最優先とし、犯人に抵抗しないこと。身の安全が確保できたらすぐに大使館や身内、所属企業に連絡することを覚えておきたい。

 

そしてこれまた遭いたくないことだが、近年増えているテロについても教えを乞うた。長くなるのでまた次回。