電気事情:スイッチがたくさん&毎日切れる電球
インドの電球は本当によく切れる。
交換してもらったばかりなのに、数時間後にはまた切れる。
きりがないので、業者に交換を依頼するのもある程度数がまとまってからするようになった。
電球がきれるタイミングの多くはスイッチを入れたとき。
パーン!という爆発音とともに、ブレーカーまで落ちるので
かなりびっくりさせられる。
ただ日本と違い、ブレーカーが場所ごとに小分けになっているため、落ちても数か所暗くなるだけで済む。
↑我が家だけでこの数のブレーカー!
管理会社は LEDを使っているというが、このクオリティでLEDなんて信じられない。電球が電圧に耐えきれてないのではないだろうか。
そうそう、インドは電圧がかなり高い。
220-240Vで周波数は50Hz。(日本の電圧は100V)
コンセントは丸型3本ピンのB3タイプが主流だ。
コンセントの横にはスイッチがついており、オンにすると電流が流れる仕組み。
まずはこのスイッチがオフになっていることを確認してからプラグを挿す。
手順を守らないと、ブレーカーが落ちたり、火花が散ったり、ビリっと来たりするので要注意だ。
それからインドは家中スイッチだらけ。
例えば、上記のコンセント用のスイッチに加え、湯沸し器(ギザという)、照明、シーリングファン等スイッチがずらっと並んでいる。しかも部屋ごとに。
例えば、リビングだけでも、これが2つくらいある。
どれがどこのスイッチなのか、覚えるのに2週間以上かかった。
キッチンでは、ガス台用のスイッチというのも存在し、これを押さないと、コンロのつまみを回しても火が付かない。しかも、4つ口のコンロだとスイッチは2つに分かれている。
ああああ、ますます混乱…
最初は付箋を貼って覚えた。
ところで、コンセント用のスイッチをよく見ると16Aと書かれている。
恐らく16アンペアだと思うのだが、日本では我が家の電気契約は40Aだった。
エアコンだって電子レンジだって、それですべてが賄えるたのだが、インドではたった1つのコンセントで16Aも消費してしまうとは…
ちなみに電圧は低いほうが安全性が高いらしい。
ユーロ圏でも、220V以上の電圧を採用するようになってから、感電事故死が大きな社会問題となったことがあったそうだ。
しかし、電圧が低いと送電時にロスが多く発生してしまうので、日本のように送電ロスを減らす高度な技術がないと難しい問題らしい。
最後に、停電について。
実際1週間に数回停電がある。
しかし、ある程度のランクのホテルやマンションはバックアップシステムシステム(自家発電)が付いており、例え停電しても数分で復旧されることが多い。
私は冬の過ごしやすい時期に来たので、特に不便を感じていないが、これから暑くなっていくにつれ、電気使用量も多くなることを考えると恐ろしい。
40度を超す暑い夏がもう目前に迫っている