航空便がやってくる ヤァ!ヤァ!ヤァ!
海外、とくにインドのような場所に住んでいる者にとって、日本から物資が届くというというのは大変なイベントである。
サンタクロースがやってくるような
ビートルズがやってくるような
はたまた恋人が初めて部屋にくるような
何とも心躍る気分だ。
なぜか身なりを整えてしまう。歯も磨かなきゃ。
たった10日程前に送ったものなのに
中身がよく思い出せない。
いったい何が届くんだろーう、きゃっきゃっ##
予定していた14時に、家の電話が鳴る。
マンションの守衛さんからだが、何を言っているかよくわからない。
繰り返し、フード、フード言っているので、「お、おーけい…」と答えてしまった。荷物に少し食べ物を入れたからたぶんそれの ことだろう
電話を切ってしばらくすると不安になってきた。
一応旦那に相談のメールをしてみたら
フードって、デリバリーピザ とか?
そういうの来たら断って
と、極めて冷静な返答。
そ、その可能性があったか…
見知らぬデリバリーピザが届いて
開けたら爆発!
なんてことも…
(小鳥の心臓なもので…)
不安なまま20分くらい過ぎたであろうか、チャイムが鳴った。
見ると日通の制服を着たインド人の男性が立っている。
計6箱、60kg分の荷物を置いて帰っていった。
荷物の件名は food and material
だから守衛さんはフードと言っていたのか。
爆発しなくてよかった。
届いた品々。これに加え、布団や毛布・衣服もある。
並べ方が雑で写真だときれいに見えないのだが(汗)
とにかく
家の中が一気に明るくなった!
舞妓さんが来てくれたような華やかさだ。
ちなみにインドに荷物を送るには、
航空便と船便の2パターンある。
航空便は約2週間、船便は2か月を要する。
航空便は重さ、船便は容量で測られるので、軽いものは航空便で送り、重いものは船便 で送ったほうが効率がよい。
肉、魚介類は航空便では輸送不可。
魚介エキス、肉エキス等もだめなので、缶詰はもちろん、かつおだしの入った みそ汁や、レトルト食品、麻婆豆腐の素等も航空便はアウトだ。(なぜか船便はOK)
原材料名をチェック↓
パッケージに、肉や魚の写真・絵が載っているものすらアウトという徹底ぶり。
我が家では、私より3か月先に旦那がインド入りしたのだが、その 際用意した、航空便用にと思って買った食材がほとんど送れないと いう事態に陥った。
結局、お米や、乾麺、お餅、お茶のみとなりおかずは手持ちと船 便という形になった。
今回航空便が届いての感想。
◎航空便で良かったもの
お茶碗・お椀・お箸・お盆
↑あるとホッとする。
今まで無意識のうちにど れだけ彼らに和まされていたことか…
日通さんは非常にしっかり梱包してくれる。
それでも航空便には
家電や壊れ物を入れない方が良い。
日本では四角だった段ボールが、到着したら変形して丸になっていたというのはよく聞く話。
またインドに着いてからは、外に放置されることもあるため風雨にさらされても大丈夫なように段ボールの中に大きなビニールを袋をしき、そこに荷物を入れていくことが必要だ。
そんな過酷な旅を経て
ようこそ遥々インドまでお越しくださいました!!
届いた荷物を眺めながら、羽毛布団に包まる。
ああ幸せ♡