インド滞在 1500days!! 

インドの魅力を現地リポート中

在インド日本国大使館に行ってみた

 

入国翌日に、デリーにある在インド日本国大使館にやって来た。

私は家族滞在用のビザなので、婚姻証明書を取得するためだ。
 
外国にある日本大使館というものに入るのは今回が初めてだ。
 
旅行中だと、パスポートを無くしたり何かトラブルが起こった時に行く場所というイメージがありあまり行きたい場所ではなかった。
 
それでも、日本を代表する場所だしここで国際交流のようなものが行われるであろうし、それなりに華やかな空間を想像し、期待も膨らむ。
 
場所はサウスデリーにある、閑静な地区。
 
周りも各国の大使館があり、緑も多く、道は広くて空いている。
 
来るまでに通ってきた、車や人やその他動物でお祭り騒ぎの国道とは明らかに異なっていた。
 
 
門の横の扉をノックするとインド人の守衛さんが迎えてくれる。
そこで簡単なセキュリティチェックを受け、受付リストに必要事項を記入する。
 
 
敷地内に入ると広い庭といえるのだろうか、何もない空間が広がっている。
 
建物は予想していたより古い。そして薄暗い。
 
中に入ると手前に窓口。
 
奥がちょっとしたホールになっており、日本文化を紹介するための食品サンプルや玩具、書籍等が置かれている。
 
 
 
正直な感想としては、
 
警察署…
 
いやもっと言うと
 
刑務所入ったことがないのであくまで想像だが)
 
のようだと思った。
 
私がもし歌手や芸人で刑務所に慰問に来たらこんな雰囲気のホールでやるのではないかと考えてしまう。
 
 
掲示板には、行方不明者テロに関する注意喚起、大気汚染情報等、
 
こちらの不安を掻き立てる情報が満載だ。
 
 
そんな中、待合室に置いてあるマンガに目を引かれた。
 

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外務省とゴルゴ13のコラボ企画。
これがなかなか面白い。
 
ゴルゴが大臣の命を受け、海外展開している日本企業に安全対策を指南していくという内容なのだが、
 
ゴルゴが全くいつものスタンスを崩さずにいるのが良い。
 
外務省のホームページからも見られるので、興味がある方は覗いてみてほしい。
 
 
ゴルゴは自らをうさぎの心臓と言っている。
 
私も自ら小鳥の心臓だと思っていたので親近感がわく。
 
 
さっと読んだだけだが、ゴルゴの教えとして私の中に刻まれ、
とにかくこちらも犯罪を誘わないよう注意するようになった。
 
(外務省さま、ゴルゴに救われた人間がここにもいます…)
 
 
 
 
話は戻るが、私たちの前に申請していた人は、
 
かなり揉めている様子で受付担当に必死で何かを訴えていた。
 
そうそう、インドといえば、
何事もすんなり行かないよね
 
その光景を見て妙に納得し、心の準備をしていた。
 
が、自分の申請は驚くほどスムーズで、拍子抜けであった。
 
 
婚姻証明書の発行までは下記の通り。
 
窓口で、婚姻証明書が欲しいと言うと、
受付用紙に名前、住所、出生地、婚姻届を出した日や場所等、必要事項を記入するように言われる。
 
英語と、日本語の表記がされた用紙に英語で記入。
 
日本から持参した戸籍謄本と共に、受付に提出する。
 
そして、明日の14時に来るように言われ、終了。
とくに引換証のようなものは一切渡されず少し不安が残る。
 
しかし、翌日指定時間通りに再度窓口へ行くと、無事証明書を受け取ることができた。
 
あっけないほどスムーズであった。
 
 
 
 ちなみに、私たちの前に並んでいた女性は、髪は長く、民族衣装のようなものを着ている。
 
バリバリのインド英語で、相当長くインドに滞在していることが伺える。
 
あとからやってきた年配のご夫婦も
 
片岡鶴太郎さん並みのオーラで、これまたどっぷりとインドに浸かったご様子。
 
昨日着きました!的な私の雰囲気とは対照的だ。
 
インドほど、長くいる人とそうでない人の見分けが付きやすい国もそうないのではないかと思う。
 
そんなことを思った1日であった。