ナヤーサールムバーラクホー!あけましておめでとうございます!
あけましておめでとうございます。
昨年の1月にスタートした私のインド生活、およびこのブログも無事2年目を迎えようとしております。
日本の友人に近況を伝えたいと思って始めたブログですが、お陰様で徐々に読者数も増え(まだまだ少ないですが)、最近ではコメントまでいただけるようなり大変嬉しく思います。
2019年の幕開け、インドのお正月は非常にあっさりとしたものでした。
というのも、ヒンドゥー教徒の割合が多いインドでは、お正月はヒンドゥー暦の新年にあたるディーワーリーに祝われるからです。
よって年末年始は街中でもとくにお正月飾りのようなものはなく、外資系企業でない限りお休みも1月1日だけとか、もしくは休みなしという企業も多いようです。
私のマンションではNEW YEARイベントが行われており、12/31には、日本では考えられないほどの爆音で音楽が鳴り響き、インド人たちが踊り狂っていました。
定番のカウントダウン
3,2,1… Happy New Year!!
というものは行われず、
音楽の途中でちょっと花火が鳴ったくらで、あとは変わらず音楽が鳴り続けていたため、あれ?気付いたらもう12時過ぎてるじゃん。という少しだけ締まりのない年明けでした。
ところで、日本でもお馴染み、七福神の一柱である布袋尊は、インドでは
laughing Buddha 笑うブッダ
として人気があります。
笑う門には福来る。
インドで暮らせるという有難い巡り合わせに感謝し、今年もインドでたくさん笑えるよう、様々なことを体験していきたいと思います。
相変わらず更新頻度は定まりませんが、本年も変わらずお付き合いいただけますと幸いです。
今年も皆さまに幸運で素敵な1年が訪れますように…
インドのフルーツ「チコ」を知らないなんて チコちゃんに叱られる!
チコというフルーツをご存じだろうか。
私は今までこれを見ても、完全にじゃがいもだと思っていた。
なぜか八百屋のフルーツコーナーにあるけど、絶対インド人がテキトーに置いたのだろうと。
これがチコというフルーツであることを知ったのは数日前。
たまたまオマーン人に教えてもらったのだ。
チコはサポジラという木の果実。
メキシコ原産で、フィリピンをはじめ、東南アジアやインドでもよく食べられている。
樹皮に含まれるラテックスがチューインガムの原料となっているため、日本ではチューインガムの木とも呼ばれているそうだ。
切ってみると色は薄いが小ぶりの柿といった感じ。
味もまさに日本のフレッシュな柿と干し柿の中間のような甘さと食感でなかなか美味しい。
しかもこのチコは、ビタミンやミネラル、タンニン、ポリフェノールをふんだんに含むスーパーフルーツなのだ。
最近とくに干し柿が食べたいと思っていたから、この発見はちょっと嬉しい。
ヨーグルトに入れても美味しそう…
楽しみが増えた。
ボーっと生きてちゃ だめですねぇ
インド好きでも許せないことはある!最近腹が立ったこと
最近最も腹が立ったことを書かせていただきたい。
インディラガンディー国際空港の入国審査での出来事だ。
先日朝の4時過ぎに旅先からデリーに戻ると、入国審査は長蛇の列だった。
もちろんビジネスクラスのカウンターに行けるなら良いが、エコノミークラスの私はForeign Passport Holderの列に並んだ。
いくつかカウンターはあるが、審査官はその半分しかおらず、半分はクローズされている状態。
手前はいっぱいなので、一番奥の比較的短い列についた。
その隣は、はっきり覚えていないが国内居住者用か何かのカウンターが2つあり、全く客がいないにも関わらず2人も審査官がいて、ただボーっとしている。
暇ならこっちのカウンター開ければいいのに、と心の中で毒づきながら待つ。
ようやく次の番になった時に、審査官が
「このカウンターは閉めるから隣に行け」
と言う。
ああん?!(怒)と思ったが、仕方なくそのまま隣のカウンターに行くと、
今度はそこの審査官が
「お前、横入りするな。俺はこっちの列に並んでいる客しか見ないんだ。」
「いやいや、隣の審査官がこっち行くように指示したから来たので横入りではない。文句があるなら隣の審査官に言って」
と反論するも、審査官どうしヒンディー語で何かを話し、
結局もともと並んでいた列の審査官が
「とにかく俺はもう手続きしねーから、お前らはあっちの列の後ろに並び直せ」
と言って奥に消えていった。
はー?!ここまで並んでたのにまた並び直せだと?!
以前も他の人がこのような状況になっているのを見たことがある。
私も運が悪かっただけかもしれないが、英語がもっと流暢だったら状況は違ったのではと思うと非常に悔しい!!
そして近くのインド国籍用カウンターでも事件が。
どうやら審査官とお客が揉めているようで、どなり合う声が聞こえる。
すると先程奥に消えた嫌な審査官をはじめ、もの凄い数の職員がその場に駆け付けた。皆チャイを片手にニヤニヤしながら野次馬根性丸出しで見に行っている。
揉めたお客(若い男性)は職員数名に取り押さえられ、奥に連れて行かれた。
そして、野次馬職員達もさーっとどこかに消えた。
そんなに職員いるなら、カウンターの人員増やせやっ!(心の声)
結局他の列に並び直したのだが、待っている間、イミグレカウンター越しに見える免税店ではサンタクロースの恰好をした人が陽気に笑顔を振りまいている。
こちら側の殺伐とした雰囲気とはあまりに対照的でシュールな光景だった。
今回一つ学んだことは、審査官が1人しかない列には並ばないことだ。
その人が急にいなくなる恐れがあるからだ。
そして、これはインドだけではなく他の国でも起こりえることを肝に銘じておきたい。
イミグレが接客業ではないとはいえ、もう少しハッピーな気持ちで入国させてくれればいいのになぁ
クトゥブミナールからすぐ!OJAS ARTギャラリーでインドアート満喫
近年、経済発展と連動してインドのアート界も盛り上がっているという。
ヨーロッパやアメリカ等のアート先進国が買い付けることはもちろん、最近ではインド国内でのアート需要も伸び、ギャラリーも増えてきている。
そんな中から、先日こちらのギャラリーに行ってきたのでご紹介したい。
OJAS ART
しっかりと手入れの行き届いた広いお庭がとても美しい。
お隣のクトゥブミナールの喧騒はどこ吹く風で、インドにいることを忘れてしまいそう。
その日は日曜にも関わらず非常に空いており、(暇だったのか)マネージャーのインド人女性が声を掛けてくれ、館内の隅々まで案内してくれた。
ここでは主に現代アートを扱っており、その場で購入することもできる。
ショップも小さいながらshades of indiaのものなどセンスの良い品揃え。
素敵な中庭を利用して、パーティーやワークショップも開かれるという。
メインの展示室では、ちょうどタラブックス TARA BOOKSの企画展が行われていた。
予定されていた開催期間(11/24~12/14)は過ぎていたにもかかわらず、まだ見ることができてラッキーだった。
TARA BOOKSといえば、南インド・チェンナイの小さな会社でありながら、ハンドメイドの美しい絵本を次々と出していることで世界的にも有名だ。
特にマディヤプラディーシュ州のゴンド族のアーティストが書いたゴンドアートは非常に人気があり、いまやタラブックスの代名詞にもなっている。
そんなゴンドアートを始め、数々の素晴らしい作品を、貸し切り状態の静かな空間で鑑賞することができたのは感動的だった。
またこの展示では、タラブックスの職人の手によってシルクスクリーン印刷で刷られた、数百枚のうちの1枚を購入することができる。
例えば、上の写真の魚の絵だと18/200(200枚中の18枚目)といった通し番号が絵の片隅に書かれている。
そんな貴重な絵が、3500ルピーから売られている。(魚の絵は5000ルピー)
この微妙に手の届く金額…
私はなんとなくやめてしまったのだが、買っておけばよかったかもと今更ながら後悔している…
この絵もそうだが、タラブックス自体、ドルやユーロで買うよりルピーで買う方が断然お得なので、欲しい人はぜひインド国内で買うことをお勧めする。
タラブックス展はさすがに終わったと思うが、定期的に企画が入れ替わるようなので、これからもこまめに足を運びたい。
OJAS ART
営業時間 11:00~19:00 月曜定休
インドの郵便局に行ってみた
インドに来て以来、初めて郵便局India Postに来てみた。
場所はグルガオンのDTメガモール地下1F。奥の方にひっそりとあった。
Philatelic Bureau & Post Shoppe
簡易出張所のようなものと思われるが通常の郵便を頼むのには問題なさそうだ。
中は広く、わりときれいでがらんとしている。
椅子やコピー機が無造作に置かれ、昨日ここに越してきたばかりのような印象。
奥から出てきた郵便局員にAir Mailを送りたい旨を告げると、封書の重さを測り、切手をくれた。
20gの封書で、日本とアメリカまでそれぞれ1通につき50ルピー。
切手は水で湿らせれば貼れるタイプなのかもしれない。(そうは見えなかったが)
しかし水はないし、舐めたらお腹を壊す恐れがあるため、その場でのりを借りた。
丁寧で感じの良いおじさんだった。
封書はモールの外の通りにあるポストに投函するよう言われる。
はて、通りにポストなんてあっただろうか。
出口を出て通りを見回すと、それらしきものがあった。
なんだか百葉箱を思わせる頼りない作り。
手作り感あふれるこの箱に入れ、完了。
案外スムーズだった。全く盛り上がらない展開で読者様には申し訳ない…
それにしても無事届くだろうか。
私が約1年前、日本を出国する前に投函した、主人と自分に宛てた手紙は未だ届いていない…(恥ずかしいから今更届かないでほしい気もする)
というか、インド来てからうちには封書が届いたことがない。
みなこの混沌としたインドのどこかに消えたんだろうなぁ…
案外マンションのどこかに転がってたりして。
Philatelic Bureau & Post Shoppe
DTメガモール 地下1F
営業11:00~20:00 日曜定休
インドのクリスマス事情
先日クリスマスカードを買いに行ったのだが、店頭にあるのはよくある西洋風のデザインばかり。
そこで、もっとインドらしいデザインのカードはないかと店員に聞くと、
出してきたのが、思いっきりミッキーマウスがサンタ恰好をしたものだった…
それはさておき、インドのクリスマスの様子はというと、それなりに盛り上がってはいるものの、以前の記事にも書いたディーワーリーという光の祭典の方が圧倒的に華やかな印象を受ける。
ディーワーリーの際に見られた鮮やかな電飾はほぼ撤去されおり、ショッピングモールや大きな会社が入ったビルなどでクリスマスツリーや飾りが見られる程度だ。
特に北インドはヒンズー教徒が多いため、クリスマスはイベントとして楽しんでいる様子。人によってはクリスマスを知らない場合もあるそうだ。
小さい子がいる家庭では、日本と同じように、子供が寝ている間に親が枕元にこっそりプレゼントを置いておくらしい。
そしてこれも日本と同じように、その子がある程度大きくなったら「クリスマスにはこれ買って!」と親に直接リクエストしてくるようになるそうで、それまた親近感がもてる。
ただ、同じインドでも南の方ではキリスト教徒が多いので、もっと真面目に(?)クリスマスを迎える家庭も多いだろう。
一方、日本と違って心配なのが、近年過激ヒンズー教徒が、アンチクリスマスの姿勢を見せていることだ。
クリスチャンを擁護する団体が、インド政府に向け「インドに住む全てのクリスチャンが平穏なクリスマスを迎えることができるよう」に訴えたというニュースもあり、改めてここが多宗教国家であることを感じさせられる。
日本のように恋人と過ごす日なんて雰囲気はゼロなのでご安心を!(何が?)
忍者ハットリくん 日印共同で新たに制作
私のブログを携帯で見ると下の方に「注目記事」という最近よく読まれている記事が出てくるのだが、先週そこに、普段は出てこない↓この記事が出ていた。
どうしたのかと調べてみたら、おそらくNNA ASIA アジア経済ニュースで、このようなニュースが出ていたことが原因と思われる。
嬉しいお知らせ、ハットリくんをまた新たに26話制作するそうだ。
今年インドで放送されていた最新のハットリくんでは、スマホやドローンも出てきて、あまりの現代ぶりに驚いた。
今度はどんな最新アイテムが登場するか、そちらも楽しみだ。
それにしても、以前は毎日のように放映されていたのに、なぜか最近はすっかり見かけなくなり、飽きられたのかなー、それともうちのケーブルテレビの問題かなー(涙)と気を揉んでいたのだが、これから新たに制作されるということは、未だハットリくん人気は健在ということだ。
これでひと安心!はやく戻ってきてほしい。